[著述 17th/Sep/2000]

珈琲通の独断コラム 第2回

[コーヒーと健康]

[コーヒーと健康]

さて、コラム第2回です。 前回はコーヒーを供される側の題材を取上げましたので、今回はコーヒーを供する側の題材を取上げます。

コーヒーを供する側にとって、最も不快な断り方が、コーヒーを飲むと健康を害すると言われる事です。 しかも、彼らは呪文のように唱え、その上、はっきり健康を害するであろう添加物満載のドリンクを平然と飲んでいるのです。 あろうことか、彼(女)ら喫煙をしている人間であることが意外と多いのです。 そこで、今回はコーヒーが健康に及ぼすようについて解説していきたいと思います。 課題とすべき問題は、健康な生活を送るためのコーヒーの1日の量はどの位かと設定します。

[答え]できればコーヒーは1日3杯以上、なるべくブラックで飲みましょう。(ただし、妊婦は除く)

これは、以前とあるテレビ番組で紹介されたので、ご存知の方も多いと思います。 そうです。 コーヒーの持つガンの抑制効果を十分発揮させるために必要な量です。 つまり、コーヒーをたくさん飲むことにより、健康を害する訳ではないのです。

この事実に対して、多種多様の誤解が生じています。 例えば、コーヒーをブラックで飲むと胃が荒れるとか、コーヒーは健康に悪いなどです。 実は、コーヒーはブラックで飲むのが一番胃にやさしいです。 余分な物を消化させる負担を胃にさせないからです。

そして、コーヒーで体を害したという人の話をよく聞いてみると、そのほとんどが彼(女)らの日ごろからの不摂生が原因の場合が多いです。 現に、統計学者達の報告には、ヘビースモーカーや大酒のみの人間にかかる分布が、コーヒーを飲む人間である確率が高いからとあります。

もともと、コーヒーにはさまざまな成分が含まれ、さまざまな良い効果をもたらしてくれるのです。 私などは、体調が優れないという人には、コーヒーをブラックで飲む習慣をつけろと言っている位です。 (しかし、私には何故彼らが怪訝な顔をするのかが良くわからないです。) コーヒーの効能には、有名なものだけでも、以下の効果があげられています。

以前はダイエット効果や覚醒効果がコーヒーの特徴として挙げられていました が、最近は、癌の抑制効果が脚光をあびています。 学者の方々の研究の結果によると、1日3杯以上のコーヒーを飲む人間は、胃がんになる確率が通常の人の半分であるということだそうです。 何でも、活性酵素(発ガン性物質)を抑制し、ガンにかかりにくくなるとの事です。 日本人は癌になりやすい遺伝子を保有しているという説もあり、なるべくコーヒーを飲む習慣を付けていきたいものです。

続いて、食欲増進と消化促進ですが、コーヒーには食前酒と同様の効果があります。 つまり、胃液の分泌促進効果です。 食前に飲めば食欲が増し、美味しく食事をすることができます。 また、食後のコーヒーは食べ過ぎや脂っこい食事による胃もたれ解消効果をもたらすのです。 空腹時にコーヒーを飲むとまれに胃が痛くなる場合がありますが、これの原因も同じです。 (よほど空腹だったのでしょう。) ただし、コーヒーを飲むと、しばらくの間鉄分の吸収能力が若干落ちるため、貧血気味の方は食前のコーヒーはなるべく控えたほうが良いでしょう。

ダイエット効果もコーヒーの持つ魅力的な効能の一つです。 人間は運動をしても当初は糖分を使用し、それが無くなると始めて脂肪を使用し始めるのです。 つまり、約10分間の有酸素運動をしても、体内の脂肪は一切使われていないのです。 ところが、人体がカフェインを摂取すると、最初から脂肪を使う事ができるのです。 つまり、日常生活の中でのちょっとした運動でも、体内の糖分の消費ではなく、ちゃんと脂肪が燃焼されていくことになります。 また、中国茶(ウーロン茶やプーアル茶等)と同じダイエット効果もあります。 コーヒーなどで水分を取ることにより、胃の中に物が入り、食欲の抑制にも役立つ低カロリー飲料なのです。

最後に持ってきましたが、コーヒーの覚醒効果もあります。 眠気覚ましのコーヒーはすでに常識的となっています。 成分としては香りにも、カフェインにも含まれており、相乗効果が期待できます。 つまり、通常のカフェイン量以上の効果があるのです。 ただし、疲労困憊の時にコーヒーを飲めば無理ができるとは思わないようにしてください。 そういう方々が体を壊した原因をコーヒーになすりつけている場合が多いです。 自分はあくまで生身の人間であると認識しましょう。

さて、ここまで記述すれば、コーヒーは万人向けの健康飲料という印象ができているかもしれません。 しかし、実際にはそうではなく、答えのところにも書いたように、妊婦さんにはお勧めできません。 妊婦さんには、通常は健康に良くても控えるべき食品が急増し、その中にコーヒーが含まれています。 具体的には、カフェインが悪いそうです。 妊婦さん向けのカフェインレスのコーヒーであるデカフェもありますが、あまり美味しくないのでお勧めはしていません。 どちらかというと、タンポポコーヒー(タンポポの根を煎ったもの)などの方が良い模様です。

また、第1回目のコラムでも記述したように、基本的にまずいコーヒーは体に悪い場合が多いです。 ご注意下さい。 以上より、健康のために毎日美味しいコーヒーを楽しむ事にしましょう。

以上、コラム第2回を終わります。


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