コーヒー豆選別

焙煎されたコーヒー

焙煎されたセイロン(スリランカ)の豆

焙煎されたコーヒーというのは、コーヒーショップで見かけるような茶色いコーヒー豆の事です。 香ばしい芳香も、生豆が焙煎されて始めて生まれるのです。 ですが、この焙煎によってもコーヒーの味や香りが変わってくるのです。

味の変化は、浅い焙煎では酸味が強く、深い焙煎では苦みが強くなります。 香りも、深く焙煎すると香ばしい香りになります。

では、逆に焙煎された豆を見てコーヒーの善し悪しを見分ける事を考えてみましょう。

まず、豆の大きさについて見ていきます。 大きさが均一であれば、火力も均等に加わっていると考えられます。 つまり、小さい豆は十分焙煎されていないので、生臭さが残っている証拠です。 また、小さい豆は焙煎途中で砕けてしまい、焦げてしまったものかもしれません。

次にコーヒーの色を見ていきます。 色も均一である事が望まれます。 理由は前述とほぼ同じです。 基本的に色の異なって見える煎りムラには2種類あります。 一つは豆の中で色の異なりが見られる場合で、もう一つは色の違う豆が多数混入している場合です。 前者は完全に煎りムラで、後者は煎りムラの他にも不良豆の混入が考えられます。 つまり、発酵していたので白っぽくなっているとか、コーヒー豆でなく小石であったために色が違う等という事があるからです。

また、コーヒー豆だけでなく、ケースを見て判断する事も可能です。 売れなくて、湿り始めたような豆は、当然ケースに入れっぱなしにしてあるはずです。 つまり、ケースの汚れ具合や、塵や埃のたまり具合を見て判断できると言う事です。

今度コーヒーショップに行かれた時には、是非ともこれらの点に御注目下さい。

コーヒーの焙煎リスト