エスプレッソマシーンで抽出

エスプレッソマシーン

エスプレッソは蒸気圧を利用して抽出されたコーヒーで、香りや味に独特の癖を持っています。 エスプレッソマシーンの原理は、熱湯が高い蒸気圧とともに押し出せれ、コーヒー粉を瞬間的に通過して抽出し、コーヒーとしてできあがります。 この気圧は、14気圧前後のものがもっとも一般的です。

エスプレッソマシーンの原理

エスプレッソマシーンの構成は、水を蓄えるタンクと、水を熱して蒸気化して押し出す部分、コーヒー粉を入れて固定するホルダーからなります。 コーヒーはホルダーを経由してノズルから出てきます。 機器によっては、これに加えて、ミルクを熱して泡立てる機能や、コーヒーミル機能が付属します。 家庭用エスプレッソマシーンのフィルターは、円形の専用のものを使用します。

エスプレッソマシーン

エスプレッソマシーンでコーヒーを入れるには、まずはタンクに水を入れることから始めます。 水については、なるべく組み立ての軟水が美味しいエスプレッソコーヒーを作るます。 お勧めは、浄水機をつけた水道水を組み立てで使うのが手軽で良いでしょう。

このエスプレッソで使用するコーヒー豆は、深煎りを極細挽にします。 エスプレッソマシーンを使う場合、しっかりと極細引きにしておかないと、味が全く出ないので注意が必要です。 コーヒーの焙煎の度合いは、基本的にはイタリアンロースト又はフレンチロースト辺りのものを使います。 人によっては、やや深煎りから中煎り辺りでも味が変わって美味しいという意見もあります。

深煎りの極細挽の豆

まず、ホルダーに抽出するコーヒーの量に応じたフィルターをセットします。 このエスプレッソマシーンに付属していたフィルターは、2杯用(上)、1杯用(ホルダー)、専用ポッド用(下)の3種類ありました。

続いて、フィルターの上に深煎りで極細挽にしたコーヒー粉を入れてならし、カバーをセットします。 この時には、コーヒー粉を軽く押さえつけておきます。 この押さえつける力によってもコーヒーの濃さが変わるので注意が必要です。

コーヒー粉は入ったホルダーをエスプレッソマシーンにセットし、しっかりとロックします。

エスプレッソマシーンの電源がONで、かつ準備OKのランプが点灯していることを確認します。 電源がOFF状態であれば、電源スイッチを入れて準備ランプが点灯するのを待ちます。 ホルダーの下のノズルの直下にデミタスカップを置いて準備完了です。

準備が整ったら、抽出ボタンを押します。 ノズルからエスプレッソコーヒーが落ちてきます。

適量の抽出が終わったら、抽出ボタンを押して終了します。 クレマと呼ばれる、エスプレッソコーヒーの表面に広がる細かい泡ができています。 デミタスを皿にとって出来上がりです。 濃厚なエスプレッソの味と香りを楽しんでください。

エスプレッソマシーンで複数杯同時に抽出したい場合には、ノズルに専用のアダプターを付けて抽出を行うことになります。 2杯分のアダプターを付ければ、2客のデミタスに同時抽出が可能です。