ケニア AA（ケニア／アラビカ種）
コロンビアやタンザニアと並ぶ、最上ランクのコロンビアマイルドコーヒーに分類されている。 もちろん水洗式処理で、豆の粒ぞろいの良さ、不良豆混入率の低さは極めて良い。 持ち味は、コクのある重厚味とそれに負けない香りの良さと、甘さで、やや深入りが最もおいしい。 かなりの優良品であるが、値段は隣国のタンザニアよりも安価である。
タンザニア AA（タンザニア／アラビカ種）
コロンビアやケニアと共に最上ランクのコロンビアマイルドコーヒーに分類されている。 別名キリマンジャロで、さわやかな酸味と甘さが良く、上品な味に仕上がっている。 一般的には中煎りにして酸味と甘さを生かそうとする所が多いが、味ができらない。 中深煎り〜やや深煎りで味わいの高さを楽しみたい一品である。
エチオピア・モカ（エチオピア／アラビカ種）
この国のカファ地方がコーヒーの語源とも言われている、コーヒー原産地国。 一般的にモカとして市場に出回っているのがこの国のコーヒーであるが、モカの語源はこの地ではない。 気候的に最もコーヒー栽培に適した地域で、ハラーやシダモ等が産地として有名である。 鋭い酸味と濃厚なコクが持ち味で、酸味を活かした中煎り程度でもコクのある味わいが楽しめる。
ジンバブエ AA（ジンバブエ／アラビカ種）
タンザニアよりも南方に位置しているジンバブエの水洗式のコーヒーである。 AAを付けるだけのことはあり、生豆自身の色、形、大きさも良い。 焙煎においては、途中で豆が砕けたり1はぜ目の音が低いなどの難点はあるが、煎りムラは少なく比較的均一に仕上がる。